教育と技術 | DTP
文字や文章は、その国の誇る「文化」そのものであるにも係わらず、効率化が重視された現代において、「歴史的仮名遣い」は「現代かなづかい」というきまりの中で一般的では無くなった。東京・城南支部会員の市川社長は、そのような疑問から、93年に正字/正かな変換ソフト「契沖(けいちゅう)」を開発し、以来幾度ものバージョンアップを重ねて現在に至っている。電子書籍が紙にとって替わる存在ならば、私たち日本人はどのようにして「歴史的仮名遣い」を後世に伝えればよいのだろうか? 長年にわたり、この問題に取り組んできた市川社長にお聞きした。\\r\\n●第壱巻(Vol.1)・印刷業との出会い・印刷のデジタル化・技術革新・新時代に取残される伝統表記・伝統表記の電子化のもつ歴史的意義・「契沖」開発の経緯●第弐巻(Vol.2)・正字/正かな変換ソフト「契沖」使用の実際(番組内の情報は2010年制作時のものです)
大学で金属工学を専攻後、住友金属工業に入社。油井のシームレスパイプ開発に携わった後、同社子会社社長を経て、93年に申申閣を設立。同年「契沖」をリリースし、以降、たび重なる機能アップを経た同ソフトのバージョンは現在Ver.19.2と、未だに進化を続けている。